
| 1.まず35mmのポジフィルムをドイツ製A社のフィルムスキャナでスキャンする。スキャンされたデータはとなりに置いてあるMACに送られ、非常に高い解像度で読み込まれます。 |
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2.MACから画像の処理をするために別のWINDOWSパソコンにデータが送られます。(画面上では実際のサイズの8.33%で表示されています。) |
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3.windowsから送られたデータをプリントアウトします。35mmのネガフイルムが720dpi(740メガ)でE社のおーきなプリンタでプリントアウトされます。 |
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4.下からライトアップされるライトテーブルの上に先程プリントアウトされたものを置き、その上に透明度のとても高い製図用のフィルムをのせます。 |
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5.次が一番の腕の見せ所。先生は度の厚い眼鏡をかけて写し絵の様にフィルムの上に線を描いていきます。とっても繊細な部分まで書き込むので使い捨てのロットリング”ラピッドライナー”で描いていきます。 (先が直ぐにつぶれてしまい使えなくなってしますので使い捨てじゃないと非経済的)このロットリングで描くと約4倍大きい絵の上で描いているのと同じくらい精密に描くことができる優れもの。 |
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6.一日8時間かけても、5日間ほどかかってしまします。光を投影してかく為に、目の疲労も大きい。 手のあぶらが付かないように手の下に紙を敷きながら描いていきます。 |
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7.次の工程に入ります。最初にスキャニングをした部屋に戻ります。まず最初にする事は線画をとるスキャニングです。最初のフィルムを読み込むスキャナとはまた別の大きなスキャナでよみます。このスキャナはフラットベッドになっていて、原稿は動かないで機械が動くものになっている。逆の原稿が動く方式のものを使ってしまうと精度が崩れてしまい、せっかくの線画を台無しにしてしまう。 (このスキャナはほんと大きい!!約160cmぐらいあるから彩乃をスキャンできちゃいそう。) |
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8.スキャンしたものは3台のWINDOWSのパソコンの中に送られていく。 |
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9.WINDOWSパソコンでPHOTOSHOPできめこまかく色付けをしていく。 |
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10.いよいよ出力。素敵な作品の出来上がり。 |
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彩乃:今回、パソコンを使った新しい技法を開発されましたが、どうして今までどうりではなくこのような改革を行なったのですか? 英人:作品を作る過程は色付けがカラーシートを貼るか、そうでないかという事しか変わらないのですが、パソコンを使うようになったのは今までパントーンというカラーシートを製造していたアメリカの業者がパントーンを作らなくなってしまったのが主な要因ですね。要するに絵を制作するための材料が無くなってしまったんですね。 彩乃:手作業からパソコンへの変化というのは大きいですよ!!こんな大きな改革をこなしてしまうなんてすごいですね。いつからこのように変えていこうと考え始めたのですか? 英人:これは最近の事ではないんです。今回は三度目の正直というカンジですね。過去に2回トライしているんですよ。当時Macは今と同じような性能を持っていたものが約3億円ほどしたんです。ですからNHKや大学などで実験させてもらっていたんですが普通の絵のサイズに合わせた物が作れなかったんです。2回目も同じようにだめでした。 今回はメーカー品のパソコンだと帯に短したすきに長しの状態なので、E社にカスタマイズで作って頂きました。それに、私のファンに印刷技術に詳しい人がいて、その人との交流も今回の技術革新に大きな影響があったと思います。 彩乃:それではパソコンを使うことによって画風で変わったことはありますか?? 英人:そうですね、表現域が大幅に広がった事が上げられます。この事によって思っている通りに表現出来るようになりました。以前は”表現で出来なそうだ→止めよう”というのがありましたが、いまではそれは無くなりましたね。 彩乃:シルクスクリーンやリトグラフでは30色あると多いというカンジでしたが今回は何色ぐらいを使うようになるのですか? 英人:すごいですよ。100色は簡単に使えますね。この差は本当に大きいですよ。色々な方向性が広がりますしイメージ通りに仕上げることができる。限界を感じなくなったね。その中でも特に「光の様子」を思い通りに描けるようになった事が何よりも嬉しいです。 彩乃:色自体はパントーンと比べるとどうなるのですか?私の使っているプリンタだと色が薄かったり、変色してしまうことが多くあるのですが・・・ 英人:そのことに関しては大丈夫ですよ。今回使わせてもらっているインクは何度も改良したものなのでとてもインクの粒子が細かくて発色がいいんです。持ちの方も耐久期間が200年の200年プリントなんです。シルクスクリーンは約50年といわれているので、扱いがよければ全く心配はいりません。 彩乃:作品点数も多くなるのではないですか? 英人:そうだね、一点にかかる制作時間が今までの約三分の一で作れるようになりました。 彩乃:(EM Graph のEは、もちろん EIZIN のE。そして先進的な技術を提供してくれた EPSON社に敬意を表してのE。MはMethodのM。そしてEPSON社の技術μ-CRYSTA のM(μはギリシャ文字ですがあえてMと表記)だそうです) |